かかとおとし2

新生K-1を見守るブログ。お話しましょう(゚∀゚)

旧K-1が倒れた原因について

K-1が倒れてからもう7年近く経つので、ここでその倒れた原因をおさらいしておきたいと思いました。

 

K-1は立ち技格闘技のプロモーションとしては、90年代後半以降最大であり、世界中のキックボクシング選手がそのリングを目指していました。

 

その繁栄に、最初の影が落ちたのが創始者の逮捕で、内容はK-1にまつわる脱税でした。

 

後を継いだのは、格闘技雑誌の編集長だった人物であり、この人物が別の名前で興行会社を作りK-1の興行を行っていきます。

 

しかし、この頃人気が上がっていた総合格闘技イベントPRIDEがK-1の選手の引き抜きを行い始めました。もっとも有名なのは、K-1で中堅だったミルコ・クロコップ🇭🇷でしょう。

 

これをきっかけにファイトマネーが高騰。

私は個人的に、これが当時の格闘技を衰退させたと思っています。

 

ファイトマネーの高騰と脱税による追徴課税が追い打ちとなり、徐々に資金繰りが悪化。

 

最終的にはファイトマネー未払いを訴えるファイターも現れ、大会も開催できなくなりました。

そのあと、K-1グローバルホールディングスという会社が海外で立ち上がり、日本以外でK-1の名前を持つ大会を開催していきます。

これは刑を終えた創始者が、裏で動いていたようで、日本での興行を一旦捨てて海外で立て直しを図りますが、70キロとヘビー級のトーナメントを中途半端なメンバーで一度行った後、フェードアウト気味。日本🇯🇵と海外での興行スタイルの違いか、なかなかうまくいかなかったようです。

 

このようにして旧K-1は消えていきました。

教訓として、ファイトマネーの高騰などによるランニングコストの増加がコンテンツの寿命を縮めたわけです。

この轍を踏まないことが新生K-1の経営者には求められます。コンプライアンスの遵守を徹底し、コスト増大を抑える姿勢を強く見せた大雅離脱騒動は、結果的に新生K-1が過去から学んでいることを証明しているのでは?と思わせられます。

今後に注目したいです。