日本の格闘技は元に戻らない
そもそも90年代後半から00年代前半までの熱狂時代を思い出して、それを取り戻そうなんて話は誰か信じているのでしょうか?
RIZINという格闘イベントを年末に見て見たんですけど、盛り上がらない。フジテレビさんの今の勢いのなさが前面に出てしまいましたね。。。
熱狂は時代性が生み出すもので、作為的に以前と同じようなパッケージを創り出したところでうまくいくわけがないんですよ。
新生K-1はテレビも付けずKrushをバックボーンに後楽園から始めて、過去にこだわらない形で進めていけたのは結果的に良かったような気がします。
結局パッケージだけ立派でも選手のプロップスが育ってなかったら仕方ないんですよ。
個人的に2001年のこの大会あたりが旧K-1 の全盛期ではないかと考えています。
この大会は93年にK-1が始まってから9年目にあたる大会で、消費されつくしたとも言える状態でもなく、選手のプロップスが育ちきった状態です。いわば成熟期というやつでしょう。新生K-1は3年目くらいでしたかね?あと6年後くらいに全盛期がやってくるのではないかと予測します。
スーパーフェザーは超羽級。強そうに感じない.......
ヘビー級が中心にあったテレビ局時代のK-1でしたので、70キロ級が小さい体格に見えました。しかし、新生K-1ではヘビー級を除けば最大の階級が70キロ。むしろ、70キロが大きく見えてしまいますね。(*´∀`)♪
なので、旧来のK-1になれてしまった人たちからすると、迫力がないように見えませんか?
いや、僕もそうだったんですが、どうやら目というのはだんだんと慣れていくらしく、60キロくらいの階級は小さく感じなくなって来ました....
だだ、階級の細分化が進めば進むほど、誰がどの階級で闘っているのかよく分からなくなってしまう。
フェザー級とバンタム級のどっちが重いのか分からないっていう方も多いのでは?と、余計な心配をしてしまいますね。
今のところ新生K-1で使われている階級はバンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級、ヘビー級。という感じで重くなっていきます。
これは、語源から見ていけば覚えやすいでしょう。きっと。(°▽°)
バンタム➡︎ニワトリのこと。
フェザー➡︎羽
ライト➡︎軽い
ウェルター➡︎うねり、波🌊
ああ、覚えやすくないΣ(゚д゚lll)
そもそも、ニワトリの方が羽より軽いとか?
どーゆーこっちゃ。
前日武尊選手が優勝した、さいたまスーパーアリーナで行われたのはスーパーフェザー級で、リミット60キロです。
団体や競技によって同じ階級名でも体重の定義が違うので注意しないといけないんですよね。めんどくさいです。どうにかならんのですかね。これ。数字で60キロ級!って銘打ってくれた方が個人的には好きです。
中国71キロのエース! 一龍について
新生K-1のリングで武尊選手がK-1が最強だから、ここに上がってこいと言いました。
しかし、現時点で新生K-1は世界最大のリングとは言い難いですねΣ(゚д゚lll)
世界には旧K-1 の影響を大なり小なり受けているいくつかのK-1的な興行があります。
例えば、中国🇨🇳にはクンルンファイトや武風林のような興行が存在し、散打しかなかったこの国にキックボクシングが拡がっています。
武風林のエースで、中国🇨🇳の70キロ級最強と言われるのが一龍です(^O^)
人気があるので、判定になったら勝ってしまう、いわゆるプロテクトされている選手。
と、ほかのサイトには書いてあるみたいですが、まぁそれは本当のことだとは思いますけど、真実の全てではないんでしょうね。
試合を見てみると、正直全然強くないというか、上手くない。
大振りパンチと大振りキック。あんまりクリーンヒットしないし、大雑把なパワーファイターという印象。
さすがの中国🇨🇳ピープルもこいつが世界最強なんて思ってないっしょ。
何試合か見てみたんですけど、おそらくこの選手の人気は95キロの選手を倒したり、ちょっと飛び道具的なものではないでしょうか?
つまり、かつての魔裟斗的な絶対的なカリスマというよりは、なんか気になっちゃうお茶目な王者っていうイメージなんじゃないでしょうか?
伝統的な中国人っぽい出で立ちに、倒し倒されの派手な試合展開。
日本の🇯🇵長島選手との試合が噛み合って面白かったので、紹介しておきますヽ(・∀・)
一龍に関しては気になってきたのでもっと調べてみたいと思います。乞うご期待〜〜(゚∀゚)
新生K-1は過去のK-1シリーズとはまったく別物
新生K-1と以前のK-1との違いについてですが、名前が同じだけで実態はほとんど違うものです。
2010年頃まではK-1という名前を創設者の石井和義氏が実質管理しておりました。
しかし、興行を行なっていた株式会社FEGが倒れると、財政難などの影響から、バビルゾンという不動産屋に権利を売却。その後、紆余曲折あってか、香港🇭🇰に虚を構えるK-1 Global Holdings Limitedという会社の手に渡っています。
この会社は自らK-1の興行を行うわけではなく、K-1というい名前とロゴの使用権を持っているらしいです。
現在の新生K-1は、この香港の会社にお金を払って💰名前を使わせてもらってるということになります。
運営は株式会社M-1スポーツメディアという会社のようです。
現在、株式会社M-1スポーツメディア以外が開催しているK-1のイベントはあることにはありますが、大きな規模のものはなく、公式ホームページのイベント一覧も2016までで更新が止まっています。
わざわざK-1という名前を使うためだけにライセンスフィーを払うのも.......といういことかもしれません。
ですが、日本🇯🇵ではK-1という名前を付けて興行を行っています。
そしてそのイベントは少なくとも15000人を集めました。
すなわち、
日本🇯🇵ではK-1の名前がまだ意味を持っているということかも知れない。ですね。
2014年にタイ🇹🇭のパタヤで行われたK-1 MAXの決勝戦の様子を最後に貼っておきます。
優勝したのはエンリコ・ケールで、決勝の相手はブアカーオでした。ブアカーオはかつて魔裟斗らと何度も戦った偉大な王者です。
その後、ケールは武林風という中国の大きなイベントで活躍しています。日本のK-1に出てくることが今後あると面白いでしょうね。
新生K-1をはじめとしたキック系情報を載せていきたいブログ
はてなブログさんを利用させてもらうのは初めてなので、まずは記事第一弾から。
先日行われた新生K-1のイベントにおいて、
勝利した武尊選手が
かつてのようにまた地上波でK-1を放送させたい。引退するまでに。
という内容のコメントを行い、さらに彼は自分の格闘技に対する初期衝動をアンディ・フグだと言及しました。。。
その想いと武尊選手の戦いぶりは、すっかり一視聴者として平たい生活を送っていた僕に熱い熱湯を生でかけられたような衝撃を受けました。
◆K―1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~ ▽第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント(21日・さいたまスーパーアリーナ)
http://www.hochi.co.jp/fight/20180321-OHT1T50220.html
試合結果リンクです。
なので、ブログを開設して新生K-1に参加している選手を中心に今のキックボクシングを俯瞰していく記事を書いてみたいなと思います。
社会人としての仕事も忙しく、いつまで続くかわかりませんが、やってみたいと思います。
まったく関係ないですが、
近所の🌸桜です